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NHK大河 いだてん W主演の阿部サダヲさんの演技はいい!
いつもと違うイメージの大河ドラマ。
時代劇と違って、また2020東京オリンピックの前という事もあって、
若い世代にも関心をもたれている大河ドラマ「いだてん」。
W主演のひとりは、阿部サダヲさんです。
阿部サダヲさん演じる田畑政治
(出典 NHKいだてん ヒストリーランド)
田畑 政治(たばた まさじさん)は、静岡県浜松市出身で、東京帝国大学を卒業後、朝日新聞社に入社し新聞記者として仕事をしながら、水泳指導者としても活躍をしていました。また戦後間もない頃から東京にオリンピックを招致を訴えていました。長きに渡り日本水泳連盟会長を務めた他、1964年東京オリンピックの招致活動におけるキーマンの一人です。
田畑政治さんについては、2014年に主演西田敏行さん– フジテレビ開局55周年記念スペシャルドラマ『東京にオリンピックを呼んだ男』としても演じられています。
(出典Wikipedia)
阿部サダヲさんが演じる 田畑政治
大正から昭和をメインに活躍している田畑さんを演じる阿部サダヲさんは、東京がまだ都会的ではない時代から、東京がどうやって都会的に変貌していくかを描いていくシーンで、再現された当時の首都高などを目の当たりにしてドキドキしたそうです。次のオリンピック2020年に向けても、東京はどんどん変わっているし、「いだてん」の視聴者にも、自分と同じようにドキドキする感覚を共有してもらえるのではないかと考えているようです。
いだてん倶楽部のインタビューでも「当時の人の何がすごいかって、職業とか役職だとかの境界線がない。田畑さんは記者なのに水泳の監督をやっていたりとか、政治家に直談判しに行ったりとかもしていて。目標や好きな事のために突き進んでいるんですよね。」と、田畑さん以外の当時の人への生き方にも感動している様子です。
阿部サダヲさんの上手い演技
阿部サダヲさんといえば、テレビに映画に歌にと、多方面で活躍していますよね。
コミカルな演技で見る人を引き込む不思議な魅力があるようです。
主演でも脇役でもその存在感は大きく、映画やドラマの印象を強くする要因の一つではないでしょうか。
ドラマでは父親役として、色々な愛情のかけかたを演じてくれるので、子どもを持つ親の立場としては、こんな風に子どものことを考えるのかぁとか、こんなに必死で行動するのかぁとか、こんな表情で子どもを見るのかぁとか、感じることはたくさんあります。
ドラマ『マルモのおきて』(フィジテレビ系)では、阿部サダヲさん演じる30代の独身サラリーマンが、死亡した親友の忘れ形見である幼い双子を引き取り、懸命に育てながらも共に生きる姿を描いたほのぼのとするドラマになっていました。
阿部サダヲさんにとっては『マルモのおきて』が民放の連続ドラマ初主演となり、芦田(当時6歳)は連続ドラマ初主演となった作品で、ゴールデン帯の連続ドラマ史上最年少での主演となったことや共演の世良公則の共演も話題となり、視聴率は23.9%を記録し高視聴率となりました。
またドラマ『下剋上受験』では、中卒のお父さんとして不動産屋さんの仕事をやめて子どもと一緒に受験勉強をするというあり得ない父親を演じていました。
学歴社会のなかで中卒としてどう生きるかということについて考える機会をもたせてくれる作品になっていると思いました。
ドラマを通して阿部サダヲさんのイメージが「いい人」「いい父親」像から、見る人に「真似たい」「自分もこうありたい」と子どもを持つ親の気持ちに、親としての自分を振り返るチャンスを与えてくれるドラマとなったと思います。
(出典 『殿 利息でござる』HP)
映画『殿 利息でござる!』(2016年5月〜)では、250年前の江戸時代に実際にあった出来事を映画化したものに主演しているのですが、その映画の中でも、地域の人の暮らしを楽にするために活躍した役どころでいい演技を見せています。
コミカルな役柄とシリアスな役柄を見事に演じ分けているところがとても評価できると思います。
大河ドラマ いだてん メッセージ
そんな阿部サダヲさん演じるいだてんの田畑政治役。オリンピック招致に対しても、また水泳指導者としても、熱演が期待できるでしょう。
予告第2回
坊っちゃん2019年1月13日放送
この日、テレビ寄席で志ん生が語るのは、日本初のオリンピック選手となった金栗四三(中村勘九郎)の知られざる熊本での少年時代。学校まで往復12キロを走る「いだてん通学」で虚弱体質を克服した四三。軍人に憧れ海軍兵学校を受けるも不合格に。身体を鍛えても無駄と落ち込む四三だが、幼なじみのスヤ(綾瀬はるか)に励まされ、嘉納治五郎(役所広司)が校長を務める東京高等師範学校への進学を決意する。運命の出会いが近づいていた。