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『インフルエンザに感染した時の対応』
例年よりも早くインフルエンザが流行しはじめたようです。
9月初めに茨城県の小学校で今シーズン初の学級閉鎖があったということですが、
インフルエンザは毎年必ず流行して、
子どもが通っている学校や幼稚園、保育所でも 流行ってしまうと、
いつ感染してしまうのかハラハラしてしまいます。
インフルエンザは、予防接種もありますが、
予防接種を受けたからといって、必ずしも 感染しないとは限らないのがつらいところです。
また、予防接種をしていても、
A型、B型の両方に感染してしまうこともあります。
では、インフルエンザに感染しにくくするためにはどうすればいいのでしょう。
『インフルエンザの感染予防』
『感染したかどうかの確認法』
『感染してしまった時の対応』
についてお伝えします。
『インフルエンザの感染予防』
乾燥したところで感染力を強く発揮します。
冬場に流行するのは、暖房で室内が乾燥しているというのが、原因のひとつです。
そこで、室内を乾燥していない状態にすることが予防のひとつとなります。
乾燥しない状態にするには、加湿器を使用して、
蒸気を出して加湿することで、室内の湿度を上げるということです。
室内の湿度が上がると乾燥に強いインフルエンザのウィルスは 活動しにくくなるということですね。
寒い時期はどうしても暖房をするので、 加湿器を使用して乾燥を防ぎましょう。
次にできる予防は、うがいです。
のどが乾燥していると、室内と同じように
インフルエンザのウィルスが侵入しやすくなります。
うがいをすることで、のどについていたウィルスを流すということもありますが、
うがいをすることでのどが潤うので、ウィルスを侵入しにくくするということになります。
また、うがいをする時は、水でするよりも、お茶ですることがいいと言われています。
緑茶の成分であるカテキンが抗ウィルス作用と殺菌効果で、
水でするよりも効果があると言われています。
実際、幼稚園や保育所でも、緑茶(茶葉から作ったお茶)を用意して、
子どもにうがいをさせるところもあるんです。
ですから、幼稚園や保育所に持たせる水筒の中には、
カテキン成分のある緑茶を常温にして持たせるといいですね。
そして、最後に予防接種です。
もちろん予防接種は、その年にどのタイプのインフルエンザがはやるのかを予測してワクチンを選ぶので
実際にそのタイプのインフルエンザがはやるかどうかは一種の賭けのようです。
ただし、予防接種をしていれば、感染しても症状が軽く済むと言われているので、
親としては、予防接種を受けさせたくなりますね。
『感染したかどうかの確認法』
では、予防していたにも関わらず、 発熱や関節の痛みを訴えるような症状が現れた時、
子どものクラスや学年、学校で、さらに習い事をしている場所で インフルエンザがはやっていたとしたら
感染を疑うのは当然のことです。
また、休日にショッピングモールに買い物に出かけたり、映画館で映画を見たり、
バスや電車など多くの人と一緒に閉鎖的空間で時間を過ごすことがあれば、
感染していても不思議ではありません。
また、家庭や園や、学校ではうがいが奨励されているのに、
外出先では、うがいをせずに食事をしたり飲み物を飲んだりすることが多いと思います。
外出先は適温に設定された室内ということが多いので 、
乾燥しているということも考えられます。
うがいをせずに食べたり飲んだりすれば、
感染源を持った人からの咳やくしゃみなどでも 感染しやすくなってしまいます。
そして検査をしてもらう必要があります。
けれども、ここで大切なことは、症状が現れてすぐは、検査結果には出ないということです。
すぐに「病院で検査をしてきました。でもマイナスでした。」と言って、
集団保育の場所に子どもを連れて来られる場合があります。
けれども、その数時間後には検査結果がプラスと出るような状況で、
集団の場に来るということは 一番感染力の高い時に、
友だちにウィルスをばらまくということ
になってしまいます。
さらに朝の検査でマイナスということでも、
お昼を過ぎたころには、高熱になり、ぐったりとして元気に過ごすことができなくなります。
ですから、インフルエンザかなと思ったら、
症状が出てから12時間が過ぎてから検査を受けることがいいでしょう。
そして、あまりに遅くなっても、
抗インフルエンザ薬が効かないということにもなりますから、
症状が改善しない限り時間をおいて検査に行き、
抗インフルエンザ薬を処方してもらいましょう。
『感染してしまった時の対応』
残念ながらインフルエンザに感染してしまった・・という時は、
症状が出てから12時間~48時間の間に、抗インフルエンザ薬を飲んで安静にしましょう。
水分をこまめにとり、脱水症状を起こさないように気をつけて
薬が症状を和らげてくれるのを待ちます。
インフルエンザの検査をせず、
薬も飲まないで様子を見るという場合も ごくまれにありますが、
高熱が一週間近く続き、食欲も落ち、 体力消耗、体重減など、
子どもにとってよくないことが非常に多いので 必ず発症したかなと思ったら受診しましょう。
そして、一番簡単に感染予防できるマスクの着用もおススメします。
これは、感染してしまったときに、周りに広げることも防ぐということも出来るので
風邪やインフルエンザがはやる前にマスクを購入しておいて、
人ごみの中で過ごすようなときには マスクをして過ごしましょう。