子育て中の『気をつけたい』を伝えます!!

 

愛する子どもを安全に育てていくために、いろいろなことに注意を払っているママやパパに、日々の生活の中で思わぬところにある危険について伝えていきます。

保育所や幼稚園でのこれまでの経験から思うこともあわせてお伝えします。

子育ての参考になれば嬉しいです。

 

「マグネットボール」の誤飲で開腹手術なんて、いや!!

マグネットボール

複数の「マグネットボール」を子どもが誤飲し、胃壁や腸壁を挟んで留まり穴があくなどして、回復手術等で摘出するという事故情報が国民生活センターに届いているそうです。

 

「マグネットボール」という、複数のきれいな色の磁石のキラキラボールを使っていろいろな形を作り出すという玩具をご存知ですか?

大人から見ると、とても美しく、つい触ってみたくなるようなものですよね。

大人なら、もちろん口に入れるようなこともなく、自由に形作っていく楽しみを味わえるような創造性を高めることの出来るおもちゃです。

とても美しく見える。

つるんとしていて、まるで飴玉のよう。

子どもにはそんなふうにも見える「マグネットボール」

ついつい、口に入れてしまうんですよね。

そして、飴玉のように口の中でコロコロ転がしているだけ、、のつもりが、何かの拍子にゴックン・

飲み込んでしまうのです。

喉をつめるような大きなものではないし、赤ちゃんやまだ幼い2歳未満の子どもなら、その怖さや危険について理解できないので、特にママやパパに知らせることもなく、そのままになってしまうのです。

 

「マグネットボール」とは

 

「マグネットボール」とは、球や立方体等の形をした小さな磁石を複数個セットにした商品で、パズルや玩具として販売されています。磁石の種類ははネオジム磁石と表示されているものが多く、フェライト磁石の10倍以上の磁力を持つとされています。

磁石の誤飲、特に複数の磁石(または磁石と金属)の誤飲には十分注意し、誤飲した可能性がある場合は直ちに医療機関を受診しましょう。

 

2018年1月、「医師から事故情報受付窓口」と「医療機関ネットワーク」に複数のマグネットボールを子どもが誤飲し、消化管に穴があくなどして、開腹手術等で摘出したとの事故情報が2件続けて寄せられたそうです。

 

クリスマスプレゼントとして2種類の磁石セットを購入。マグネットボール(直径3mm)を5個誤飲したところを保護者が気づいて受診。レントゲンで消化管内に5個連なっていることを確認し経過観察とした。翌日も磁石は移動しておらず、紹介先の病院で内視鏡検査を実施したが胃内にはなく、経過観察とした。その翌日もやはり移動がなかったので、手術を行ったところ、磁石は2個が胃壁から、3個が小腸から、壁を穿通していた。摘出し小腸の穿孔部を縫合した。(事故発生年月2017年12月男児3歳)

友人の湯児が遊んでいたのを見て、患児が欲しがったため4ヶ月前に買い与えた。その後、患児が磁石を口の中に含んでいることがあったため、保護者は手の届かないところに保管していた。嘔吐を繰り返したのでかかりつけ医を受診すると胃腸炎の疑いで薬を処方された。しかし、その翌日も嘔吐が続いたため、紹介状を書いてもらい他院を受診し、レントゲン検査で腸内に異物が見つかった。その後当院で開腹手術を行ったところ、小腸内の3カ所にあった磁石が磁力絵引き合い、小腸を結着し、圧迫壊死を起こして穿通しており、直径3mmの磁石37個を摘出した。(受診年月2018年1月 女児1歳9ヶ月)

 

マグネットボールに限らず、子どもによる磁石の誤飲事故が2010年10月から2018年3月末までに124件もの情報があるとのこと。

磁力のあるものの誤飲は他のものと違って、内臓の壁に穴を開けてしまうという危険な状態を次期起こしてしまうので、要注意ですね。

(情報:医師から事故情報受付窓口、医療機関ネットワークより)

 

子どもは探る・試す生き物

赤ちゃん誤飲

保育所や幼稚園でも、どんぐりや、おもちゃのネックレスがバラバラになってしまったときに、ついつい鼻の穴に入れてしまって耳鼻科を受診して取り出してもらうなんとことが何度かありました。

どんぐりは皮ごとだと鼻から息を出すようにすると飛び出すこともありましたが、皮をむいて入れてしまうと、鼻水でふやけて取り出しにくくなってしまいます。

子供はあせって泣き出すので、さらにどんぐりはふやけてしまい、耳鼻科ですら取り出しに苦戦するということになってしまいます。

子どもはまさかそんなことになるなんて、想像できず、困ってしまうのです。

それが、子どもですからね。

 

赤ちゃんは、物を口に入れて、その物質が何かを確かめるという性質があるので、口に入れるなと言っても難しいのです。

口に入れて苦味や辛味があるときは、その毒性を察知して吐き出すという行為に至ります。

それは、自分自身で命を守るという生きる力。

だから、なんでも口に入れちゃダメと言うことではなく、口に入れてはいけないものを、子どもの手の届くところに置かないようにするというのが大切ですね。

 

家庭内の環境をチェックしよう

体の外に見える傷はすぐに気づいて上げられるので手当てもできますが、体内で起こっていることには症状が出てくるまで気づかず、お腹を切る開腹手術ということでしか救うことができない事態になってしまうので、生活の中で気をつけることを再点検するものいいですね。

早期教育のすすめがあちこちで言われていますが、子どもの発達年齢と与えるおもちゃの関係をよく考えることも大切です。

 

マグネットボールと同様に、小さな磁石を使用しているものは他にもあります。

特に磁石とくっついてしまう金属(ネジ、釘、ゼムクリップ、ヘアピン、安全ピンなど)を、ともに飲み込んでしまうと体内で離れなくなって内臓壁に穴が開いてしまうということになるので、床や、子どものての届くところに置かないように注視する必要がありますね。

危険なものには、マグネット以外にも、薬、お金、タバコなどが代表的です。

子どもが指でつまんで口に入れやすいものは、どんなものであっても要注意です。

あとボタンやネジも気づかぬうちに外れてしまっているものが落ちているということもあるので気をつけましょう。

 

子どもの確かめる力を大切に

  リモコンを食べる子ども

「これは食べちゃダメよ」

そう言われると食べたくなるのも子どもの心理。

ちゃんと言ったのに、どうして守れないの?と責めるようなものは、与える時に考える必要があるし、与えるなら一緒に遊んで、遊び終わって片付けるときに、しっかりと数えるなどを面倒がらずに行うこともひとつです。

作品ができたときに壊してしまうのはもったいない!!と思う気持ちもわかります。

そんなときは、写真を撮って子どもの笑顔と一緒に保存できるようにしてあげましょう。

壊してしまうのを嫌がるお子さんには、きちんと理由を説明して理解してもらうことも大切です。

また、作り出す前に、最後は元通りにするよと、最終系を伝えておくのも必要かもしれませんね。

 

子どもの集中力アップや、指先の鍛錬にもなるおもちゃはたくさんあり、この子にとっていいものを提供したいという親心はとても大切なものですから、なんでもやめておくということではありませんが、与えっぱなしではなく、一緒に遊ぶことこそ、子どもにとっては大切なのです。

 

短時間でも一緒に遊んで、親子のいい関係づくりをしていきたいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。