子どもが「食べる」ということ

食べる子ども

子どもは母乳やミルクだけを飲むところから、だんだんと形のあるものを食べるようになっていきます。

何かを食べて生命をつなぎ、カラダを作っていくのは、動物ならみんな同じですよね。

乳児の食べることと、その意味について考えたいと思います。

 

乳児の「食べる」は「チャレンジ」

口の周りが汚れた赤ちゃん

母乳とミルクを「飲む」時代から、だんだん「食べる」に移っていきます。

サラサラな飲み物のような形からドロドロになり、ツブツブになり、柔らかいけれども大きなもの、そして硬くてよくかまないと飲み込めないものへと変化していきます。

これが離乳食と言われるものですね。

この離乳食は形や硬さにこだわっているということもありますが、将来いろいろな食品を食べられるようになるための、「チャレンジ」という意味も持っています。

ですから、大人の好みによって少ない食材しか使わないと、「たくさんの味を知るチャンス」を逃してしまうことになってしまうということを、子どもに食べ物を与える大人には知っておいてほしいと思います。

これは、私の失敗からお伝えしたいことです。

好き嫌いを多くしてしまったわが子への申し訳なさから、これから育っていくお子さんには、できるだけいろいろな味に触れさせてあげてほしいなと思います。

もともとアトピー体質の私は、子どもがアレルギーを起こさないようにと、食べるものをかなり制限してしまったのです。

結果として、好き嫌いが多い子になってしまいました。

大きくなって友だちと食べたりする中で、もちろん食べられるものは増えていきましたけれど、できれば体を作る幼少期からたくさんの種類の食材が食べられるといいですね。

 

子どもが「食べる」ことで身につくこと

色々なものを食べる子ども

食べることは、「生命の維持」という1番の基本の意味がありますね。

子どもは、食べることによって、体を作り、考えたり遊んだりすることができるようになります。

「食べる」という行動をとるときに、子どもは自分の口のサイズとスプーン(フォーク、箸)に盛られた食べ物のサイズが分かるようになっていきます。

 

そんなこと当たり前だと思われるかもしれませんね。

人間は自分の口がどのあたりにあるか、見当をつけて箸やスプーンフォークで食べものを口に運びます。

目測で、今から食べようとしている物の大きさを測り、口をこれくらい開けたらこの食べものが口の中に入る・・

そう無意識で脳が判断して口を開け、食べ物を入れるということになります。

ところが、なかなかその目測による食べ方が出来ないこともあるようです。

小さい時はその目測が出来ないのは経験が少ないので仕方ありませんね。

でも、毎日繰り返し食べることによって、自分の口の大きさと食べ物の量を考えながら、食べることによって

口の周りが汚れなくなり、食べこぼしも無くなっていきます。

もちろん、腕や手先をうまく使うことができるようになって、箸やスプーンの移動中も安定するからこぼさなくなるんです。

そうして、自分で意識的なところから、無意識でこぼさず、口のまわりを汚さず「食べる」ことができるようになるんですね。

それが自分の体を理解するということです。

 

自分の体を理解する ボディーイメージを持つということ

口を開ける赤ちゃん

自分の体を理解するとは、ボディーイメージを持つことです。

繰り返しの経験から、自分の体がどんな風になっているのか、わかるようになるものなんです。

どれくらい自分の口が開いているのか、このスプーンの上に載っているものがちゃんと口の中に納まるのかどうか、それがわからないと、たくさんこぼしてしまうことになりますよね。

小さいから仕方ないよね。

確かに1歳や2歳では仕方ないかもしれません。

だから、いつまでも口拭きタオルを準備して汚れたら拭けばいいという考え方ではなく、徐々に口のまわりを汚さないように食べるような意識付けをし、きれいに食べられたら褒めてあげるといいですね。

そして自分で汚れていることがわかるように手鏡を用意してあげるのもいいですね。

「汚れてるよ」と言われても、自分で見ないと分からないので、自分で見て確認できるようにしてあげることで納得できます。

 

自分でスプーンを口に運べるようになってきたら、自分の口の開き方と食べ物の量を目で測ることができるように声をかけてあげてほしいです。

そうすることが、食べこぼしをしないで食べ物を大切にすることにもつながるし、ボディーイメージを作ることにもつながるのです。

子どもが何かを食べる時は、自分の口のサイズとスプーン(フォーク、箸)に盛られた食べ物のサイズが分かるようになる、ボディーイメージを持つことができる貴重な体験なので、その機会を逃さず、自分のことを理解できるように導いてあげてほしいと思います。

 

子どもの「食べる」ということ まとめ

食べることで身につくことは、好き嫌いなく、いろいろなものの味を楽しむことが出来るようになるということ

自分で食べものをスプーンにのせたり、箸ではさんで口に運び、口のまわりを汚さず、こぼさず美しく食べるということ

そういうことを、意識することで、子どもの手先が器用になったり、ボディーイメージを持つことが可能になるということ

 

日本の文化、伝統を大切にするためにも、意識できるといいですね。