体の軸をつくるあそび スラックライン

 

スラックラインってご存知ですか?

簡単に言うと綱渡り。

子どものバランス感覚を磨くとともに、姿勢が自然によくなる。

そんなあそびで、子どもたちと楽しみましょう!

スラックライン

 

 

体幹が弱い子どもたち

体がシャキッとしない、座ってもぐにゃっとしている、そんな子どもが増えています。

それは、たくさんの子どもを見ている保育者にしかわからないことだったりします。

なぜかというと、家庭には比較する材料がないから。

いつも集団で子どもを見ていると、姿勢がいいか、体幹がしっかりしているか

意識してみるだけで、よくわかってきます。

 

座って話を聴いていると、三角座り(体育座り、お山座りともいう)をしていても、

いつの間にか斜め座りになっている。

また、手で膝を抱え込むこともしばらくは頑張れるが、すぐに体の横や後ろに手をついて

体を支える子ども。

そんな子どものあそびと言えば、静かに砂場でしゃがんであそぶことや、何か乗り物に乗って移動するあそび。

室内では床に座ってブロックをしたり、テーブルに肘をついて体を支えながらお絵かきをする。

そんなことが多いのではないでしょうか。

じっとしていることが、その子にとっては楽だから、極力動かずして楽しもうとする。

その子なりの「工夫」をしているように感じる。

親から見れば、これも「普通」に遊んでいる姿。

 

けれども、カラダを育てる観点から言えば、それではしっかりしたカラダは育たない。

何をするにも姿勢がよくなければ、(その時はそれでも問題ないように見えるが)

学習する時代に入ったところで、椅子に座り机に向かって45分間も

じっと同じ姿勢でいることだけで、文字通り「しんどい」ということになる。

「いい姿勢」を維持しようとするだけで疲れ、

姿勢に意識が集中するあまり、先生の話を聞くどころではなくなる。

そんな状況を作り出さないために、いま、幼児の間にカラダを作ることが大切なのです。

 

楽しく遊んで姿勢づくり スラックライン

 

そこでいろいろなあそびが必要となります。

今回はスラックライン。

そのうえを歩いたりジャンプしたり、宙返りをするなんてことも。

日本でもだんだん一般的になりつつあるあそびです。

綱渡り2

 

砂場に張ったスラックライン。

その上をひとりで歩くのは難しいけれど、ペアの友だちに手をかしてもらって歩く。

繰り返しやってみたくなる綱渡り。

自然と背中をまっすぐにし、腕を横に広げてバランスを取ろうとする。

歩く面が狭いからと横向きにカニ歩きを始める子どももいるが、実際は歩きにくい。

体が曲がってしまい、すぐに落ちる。

足を前に前に出していく。

すると、カニ歩きよりうまく歩けると感じるようで、横を向いて歩く子どもはいなくなった。

下ばかりを見ていても落ちることがわかってくると、少し前方を見ようという気持ちになり、

自然と姿勢がよくなるという、不思議なスラックラインの力。

そこには、大人よりも体重が軽い分、軽快に歩き進み、順番に並んででも繰り返したいという

欲求がわいてくるようだ。

 

姿勢は習慣から作られるもの

 

「姿勢をよくしましょう!」と集団生活の中だけで話したとしても

『いつもしている』ということが大切なので、『いつも』できるように環境を整えることが必要。

本当は家庭での声掛けが必要なのだけれど、比較対象のない家庭での意識付けは厳しい。

 

綱渡り3

通信などで、姿勢づくりの大切さを知らせて、家庭生活を考えてもらうしかない。

姿勢が何に影響を及ぼすのか、それをわかってもらうことが大切だから、

そのために集団の中でどんな意図をもってどんなあそびを提供しているか、

またそのあそびを繰り返し経験することで、何が育ったのかも知らせ、

その変化が何に対して好影響なのかを知らせていきたいものです。

 

子どもが楽しいあそびは、自然に繰り返され、知らないうちにカラダが作られていく。

子どもと一緒に、楽しみましょう!!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。