『スマホを落としただけなのに』から見えるもの

今の時代、スマホが普及して、とても便利になりました。けれども、個人情報の垂れ流しと言われる実態の中で、セキュリティーはどうなっているでしょうか。

『スマホを落としただけなのに』は、スマホ本体に限らず、SNSを通して誰にでも個人情報を知られてしまうという危険からどのように身を守ればいいのかを考えるきっかけになるのではないでしょうか。

映画『スマホを落としただけなのに』あらすじ

「――あなた・・・誰ですか?」

都内に住むOL稲葉麻美は、ある日彼氏である富田誠のスマホ(スマートフォン)へと電話をかける。しかし電話の相手は富田ではなかった。富田はスマホを泥酔の末に紛失していたのである。その後、謎の男が富田のスマホを拾い、電話をかけてきた麻美と言葉を交わした。謎の男は富田のスマホの着信履歴と、富田のスマホの待受画面に設定されていた2ショットから、電話をかけてきた麻美の顔と名前を特定。男が麻美に異常な興味を持ったことから、稲葉麻美の運命は徐々に狂い始めていく・・・

                                  【Wikipediaより

 

スマホを落としただけなのに

 

原作は第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品に

選ばれ二転三転する恐怖のサイバーサスペンスとして評価を受け

た作品です。

映画化することになり、ごく身近に起こりうるこの事態が、現代

において他人事として笑って済ますことのできない問題として、

観る人に大きな疑問を投げかけたのではないでしょうか。

あなたのスマホ、セキュリティーはどうなっていますか?

スマホのみならず、SNSにおいてもそうですが、個人情報は

どこからでも流出し、不特定多数の人に閲覧されています。

 

自分では、知られても平気、知られるはずがないと考えているからできることかもしれません。

また、知られたとしても、それが自分の身に危険が及ぶものとしての認識は持っていないでしょう。

けれども、守られているのは、”たまたま”なのかもしれません。

悪意のある人の手に渡ってしまえば、その人の個人情報はすべて暴かれてしまうことにもなりかねないのです。

 

映画『スマホを落としただけなのに』

 

田中圭がタクシーに落としたスマホ。

次にタクシーに乗ったお客が拾って持って行ったところに、交際中の彼女である北川景子からの電話。

着信記録でその名前を知る男は、北川景子に関心を持つ。

そこから、田中圭と北川景子に不思議なこと、気落ち悪いこと、そして恐ろしいことが起き始める。

ランチのパスタをインスタにアップしている同僚の高橋メアリージュンが北川景子にもSNSを勧める。

合コンで出会った彼氏候補に北川景子と一緒にランチしているところをアップしたいと言われ、北川景子もSNSにアクセスする。

すると、数名から友達申請が来る。

もちろん申請が来るのは知っている人。

友達申請を許可してことで、次々にその友だちにも、おかしなことが起こる。

一方、山中で髪の長い女性の死体が次々と発見される。

5つのどの死体にも、髪を短く刈られた痕跡があり、同一者の犯行だと断定し、捜査が進む。

そんな時、田中圭の形態がロックされ、解除してほしければスマホの身代金を支払えと指示が来る。

そのトラブルを解決するために、北川景子の知り合いの先輩に頼んで、先輩がやっているセキュリティー会社から成田凌がやってくる。

ひとまず安心と言ったところだったが、自宅への帰り道に田中圭が別の女といる動画が北川景子に送られてくる。

また、田中圭のほうにも、北川景子の昔の彼であった男とのキス動画が送られてくる。

お互いに信じられなくなったころ、北川景子にもスマホにロックがかかり、身代金として30万円振り込めという指示がスマホ画面に出てくる。

そこで再び先輩の会社に依頼してトラブル解決のために成田凌がやってくる。

山中で出てきた女性の死体から身元がわかっても、スマホでやり取りしているから、娘の死に気づくこともない家族。

音声通話もパソコンを駆使すればその声を作り出すこともで出来るということが、警察の調べで分かってくる。

犯人は長い黒髪の母親に「おまえなんかうむんじゃなかった」と言われ続けていたことで、長い黒髪の女性に対して異常な関心を持ち、最後には殺してしまうという、犯罪を繰り返していた。

長い黒髪の北川景子はどうなるのか。

それは、映画の中で・・・。

 

SNS と個人情報とネット犯罪

スマホ

個人情報がたくさん詰まったスマホ。

1人のスマホから多くのつながりが暴かれ、インターネット検索で個人名からその人の生活や過去も見えてくる。

使い方によってはとても便利で今の時代になくてはならない物である。

けれども、一度落としてしまっただけで、その持ち主だけでなく、そこに登録された多くの人々の生活や過去が暴かれていく恐ろしさが映画の中で描かれたいる。

パソコンを使いこなせない人にとっては、想像もできないことが、パソコンを使いこなせる人には、悪用することもできるということ。

一度抜き取られたデータは、ずっと他人に管理できるようになり、クレジットカードを使ってのショッピングも簡単にできてしまう。

そう考えると、パスワードは誕生日や他人に推測されにくいものにしてくださいという注意も納得できる。

 

この記事を読んでいるあなたも、パスワードを変更したほうがいいのでは?

ちなみに私は映画を観る前に変更しました。

そして、ここにも心理的な『児童虐待』が深く影響していることがとてもつらく感じました。