ペアレントトレーニング8 子どもの問題行動④ その要因 難しすぎる指示

 

 

 子どもにとって、受けた指示が難しすぎると、どう解決していいのかわからず、結局何もできません。上の写真のように、「台所を片付けてちょうだい。」という指示がどうして小さい子どもに難しすぎるのでしょうか。

・流しの高さが子どもの背丈には合っていない

・写真のようにごちゃごちゃん散らかったものだと、どう片付けていいのか手順がわからない

 

子どもへの指示は年齢や体の大きさに適しているか判断が必要

 

難しすぎる指示の場合、どうしたらいいのでしょう?

・してほしい指示を子ども向けに分解する

・できることとできないことを判断する(子どもにできない部分は大人がする)

・子どもに可能な部分を、順番に指示する

これで、子どもへの指示がうまく完了できるようになります。

 

 積極的な子育てでは、順を追って細かく指示するようすすめることが多いので、めんどくさいと考える親もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、できないような難しいことを指示して、「どうしてできないの?」と子どもを叱ったり、腹を立てて怒ったりすることは、子どもの自己肯定感を奪い、自己否定感ばかりが大きくなってしまいます。

 

行動は経験からイメージして作られる

大人はそれまでのいろいろな体験をもとに、自分がしたいことをどのように行動すれば、完了できるのかをスタートから完了まで想像し、無意識でその結果に向買って、順番に行動していくのです。

それを意識的に分解することは、面倒ではあるけれど、多くの経験をしてきた大人なら、分解して子どもに順番に指示することはできるのです。

子どもにいろいろな経験をさせて、生活経験を豊かにさせたいと思うのであれば、このように順番に経験をさせることが必要ですよね。

 

行動は経験の積み重ねから可能になる

大人も経験していないことはできないものです。

フランスに行ったことがない、フランス語を学んだことがないのに、「今からフランス語で棚技焼きの作り方を説明して!」と言われたら、どうでしょう。

そんなこと、大人でもできないですよね。

人は、生まれた時から視覚や聴覚など、他にもいろいろな感覚を使って、経験を重ねて自分の出来ることを増やしていっているということですね。

そういうことから考えてみると、子どもにできることとできないことを判断して、指示するということが必要だということがわかってきます。

生まれてから数年しか経っていない子どもの身長や手の大きさ、力の強さなど、考えて指示してあげることがとても大切なことだとお分かりいただけましたか?

 

子どもにはできる指示をして、自肯定感を育みましょう!

子どもは指示されたことを実行しようとして頑張るものです。

ところが、その指示が難しすぎると、できない自分にがっかりしたり、できなくて叱られたたり怒られたりして、自分を否定するようになってしまいます。

自己否定感を持ってしまうと、やってもいないのにできないと思い込んでしまったり、やる気を失ってしまいます。

意欲的な子どもと、無気力な子ども。

あなたのお子さんは、どちらであって欲しいですか?

初めてのことにも挑戦しようとする意欲を育てて、頼もしい子どもになってくれると嬉しいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。